「まんぷく」安藤サクラ演じる今井福子のモデルは安藤仁子!

こんにちは!はらぺこパンダです!

2018年度後期の連続テレビ小説「まんぷく」は世界で初めてインスタントラーメンを生み出した夫婦の物語です。

ヒロインは安藤サクラ演じる今井福子(後に結婚して立花福子)。

そのモデルとなっている安藤仁子という人物についてカップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)で詳しく調べてきました。

番組放送期間と同じ2019年3月末まで安藤仁子展を開催しています。

チキンラーメンの女房 安藤仁子展

2018年10月1日から、NHK連続テレビ小説「まんぷく」が放映されています。

「カップヌードルミュージアム大阪池田」および「カップヌードルミュージアム横浜」では、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した日清食品創業者、安藤百福の妻、安藤仁子の生涯を紹介する特別企画展「チキンラーメンの女房 安藤仁子展」を.2018年9月26日(水)から2019年3月31日まで開催します。

ドラマは、安藤百福の妻、仁子の生涯をベースに作られたフィクションですが、この安藤仁子展では仁子の現実の人生から、チキンラーメンによる安藤百福の食文化革命が、妻、仁子あって初めて成功したものであることが紹介されています。

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安藤仁子の生涯

近年、仁子の遺品から手帳と日記が発見され、これまで知られていなかった仁子の生涯が明らかになりました。

少女仁子の日々

生涯、仁子の心の支えとなったのは、母、須磨でした。(ドラマでは松坂慶子が演じる今井鈴です)。

旧鳥取藩士の家柄に生を受けた須磨は、どんな時も落ち着いてデンと構える気丈な女性。その生き方と、「クジラのように物事をすべて呑み込みなさい」という言葉は、仁子の人生の指針となりました。

夫、百福の破天荒な生き方を大きく包み込み、強力にサポートする原動力は、「クジラ」にあったのです。

オナカぺこぺこ貧乏暮らし

父が事業に失敗し、幼い仁子は厳しい貧乏生活に突入しました。

家賃も払えず、やがて入学した金蘭会高等女学校では素晴らしい成績をとっていたにもかかわらず月謝が払えなくなりました。

仁子は、家計を助けるため電話局で夜勤。学校から電話局へ直行して働き、一泊してそのまま学校へ。いつもお腹を減らしていた極貧の青春時代でした。

百福と運命の出会い

電話局勤務で得た電話交換手の資格と小学生の頃から培った英語力を武器に、京都でも一流の都ホテルに就職。

やがてその仕事ぶりが高く評価され、フロント係に抜擢されました。

そこへ現れたのが運命の人、安藤百福。

仁子のきめ細やかな気配りに心を奪われた百福は猛烈にアプローチを開始!

1945(昭和20)年、太平洋戦争の戦局が悪化するさなか仁子は百福と結婚しました。

この時、百福が仁子にした約束の一つが「食べるものに苦労させない」ということでした。

仁子が心に刻んだ「母に食べ物の苦労だけはさせない」という誓いと響き合い、この約束は、後に手に手をとって世界を変える食の大発明の第一歩となりました。

七転び八起きの仁子と百福

太平洋戦争が終わった日本は、どこもかしこも焼け野原。衣食住すべてが不自由な時期、闇市で1杯のラーメンを幸せそうに食べる人々を見た仁子と百福は人間にとっていちばん大事なのは「食」だとつくづく感じたのでした。

食用ガエルを圧力釜で調理して大爆発させたり、突然製塩業を始めて脱税容疑で逮捕される百福。

釈放されたと思ったら信用組合の理事長の仕事を始めて倒産し、また無一文。

仁子は、そのたびに支え続けました。

夢見る夫を全力サポート

今度はラーメンに目をつけた夫、中古の製麺機、大きな中華鍋、小麦粉の袋、油などを自転車やリヤカーの荷台に載せて運ぶ百福。

朝は5時起き、夜は1時2時まで寝食を忘れてラーメン作りに没頭する夫を子育てしながら支え続けた仁子。

試しても試しても麺の乾燥法が見つかません。

そしてある時仁子の揚げている天ぷらを見て百福が「これだ!」とインスタントラーメン作りを思いつくのです。

やがて家族総出でラーメン作りを始めます。

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安藤百福のインスタントラーメン発明に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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チキンラーメン発明からカップヌードル発明、そして宇宙食ラーメン、スペースラムに至るまで世界初を次々と生み出してきた百福は2007年96年の生涯を閉じました。

まさに波瀾万丈な仁子と百福の人生でしたが「人間にとっていちばん大事なのは食だ」という思いが強い絆となってふたりを結び付け仁子を最強にしてかけがえのない百福のサポーターたらしめたのです。

百福が命をかけた日清食品という企業は大成功し、世界にその名を轟かせたことは、仁子にとって生涯の宝物となりました。

そして3年後の2010年、92歳の仁子は百福のあとを追うように安らかな眠りにつきました。

まとめ

ドラマの題名「まんぷく」は食と幸せのシンボル「満腹」という意味と「福=幸せ」がたくさんあふれるようにという願がこもっているということを知り、素敵なタイトルだと思いました。

猪突猛進型の夫と共に浮き沈みの激しい人生を送りながら、やがて大きな発明をする夫婦の物語。

私も、はらぺこパンダなので「食」には人一倍興味があります。

仁子さんのことを詳しく知って、このドラマを楽しみに見たいと思います!

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